大里支部
昨年は、「ラグビーワールドカップ2019日本大会」が大里支部エリア内の熊谷ラグビー場で3試合が行われ71,836人が観戦しました。また、市内に設置されたファンゾーンでは71,791人が来場され、大いに盛り上がりました。支部からは、3人の会員がボランティアとして参加し活動しました。
大里支部には、総務・宅建等部会、広報部会、生涯学習部会(会員提案事業)、施設見学・研修部会及びボランティア事業部会などの部会があります。
このうち、毎年の恒例となっている施設見学会や会員の提案事業(ゴルフ、グランドゴルフ、野菜講習会等)及びボランティア事業の活動状況について紹介します。
令和元年度
○施設見学会
○渋沢栄一記念館、旧渋沢邸「中の家」、誠之堂・清風亭及びヤマキ醸造(神川町)
令和元年10月29日(火)
参加者 24人
概 要
政府は、2024年上半期に1万円、5千円、1千円の紙幣を刷新すると発表しました。その中の新1万円の顔
(肖像画)として「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一を採用しました。また、NHKの大河ドラマで
も渋沢栄一が決まり、郷土の偉人として、地元大里都市は大いに盛り上がっています。
小雨が降り続く中、渋沢栄一の偉業を見聞するため、武蔵野国榛沢郡血洗島村(現、深谷市血洗島)を訪
れました。まず渋沢栄一記念館を訪れました。記念館では、ボランティアガイドによる渋沢翁の生きざまに
ついて熱のこもった解説を受けました。渋沢翁の偉業は、24歳から34歳までの青年期の経験がその根源と
なっているとのことでした。
若いころは、尊王攘夷派の志士たちと討幕運動を企てましたが、一橋家の用人のすすめで一橋慶喜に仕
え、慶喜が第15代将軍になると幕臣となりました。
幕末には、徳川昭武(慶喜の弟)に従いフランスのパリ万博に随行し、欧州諸国の近代的な産業や諸制度
(議会、銀行、会社、上下水道など)を精力的に見聞しました。そして、明治維新後に帰国した渋沢栄一
は、徳川家とともに静岡に移り、そこで、蓄積していた知識を発揮していましたが新政府の大隈重信に見い
だされ、明治新政府に於いて、様々な分野で実現させています。
特に蛇口をひねると水が出る便利さに驚き、上水道の構築にも力を注ぎました。
次に訪れた渋沢栄一の生誕地「中の家」は、渋沢家の住宅等に使われてきたもので、(なかんち)と呼ば
れています。ユーモアたっぷりのガイドが、栄一をはじめ縁者の業績などを語ってくれました。
次に向かったのは、渋沢栄一ゆかりの建物です。
大寄公民館の敷地に大正ロマン溢れるレンガ造りの洋風建築「誠之堂」と「清風亭」がたたずんでいま
す。ともに東京都世田谷区瀬田の第一銀行の保養・スポーツ施設「清和園」の敷地内に建てられていました
が、平成9年に取り壊しの危機に瀕しました。渋沢栄一ゆかりの貴重な建物が取り壊されることを知った深
谷市は、穣受けに名乗りを上げ、現在地に移築復元したものです。
「誠之堂」は、大正5年、第一銀行の初代頭取であった栄一の喜寿(77歳)を祝って第一銀行の行員たち
の出資により建設されたもので、国の重要文化財に指定されています。また、隣接の清風亭は、大正15年、
当時第一銀行頭取であった佐々木勇之助の古希(70歳)を記念して、清和園内に誠之堂と並べて建てられ
ていたもので、埼玉県指定有形文化財に指定されました。
渋沢栄一は、2021年(令和3年)のNHK大河ドラマ『青天を衝け』でその生涯が放映されます。タイトル
は、栄一が19歳の時、家業の藍玉を売り歩く中、信州・内山峡で詠んだ漢詩から採ったもので「青天をつき
さす勢い」を表すとされています。
今年4月から洋装姿のアンドロイド「渋沢栄一」が来館者に「講話」を聴かせてくれます。皆さんぜひ記
念館を訪れてみてください。
昼食の後、神川町のヤマキ醸造に行き、大豆から醤油になるまでの工程を見学し帰路に着きました。
○会員提案事業
○ゴルフ同好会
日 時 令和元年9月11日(水)
会 場 群馬県営上武ゴルフ場
参加者 21人
概 要
2日前に関東地方を襲った台風15号で、千葉県等に深刻な被害が発生し、参加者からも心配する声が聞か
れましたが、当日は真夏を思わせる蒸し暑さの中でのプレーとなりました。
参加者には80歳を超えても元気にプレーする大河内さんや、今回初めての根岸さん、岡さんの2人の女性
参加者など、賑やかな会となりました。
優勝は、名越政彦さん、準優勝は梶田國夫さんでした。プレー終了後のティーパーティーでは和やかに親
睦を深めることができました。
○春野菜講習会
日 時 平成31年4月5日(金)
場 所 埼玉県農林公園第二研修室
参加者 36人(内、女性7人)
講 師 新井 守
概 要
今年は雨が少なかったので越冬する野菜として、エンドウやそら豆、玉ねぎの移植時期や寒干害対策など
と一緒に、春先に播種する大根、カブ、定植するブロッコリーやキャベツ、ウェハット、レタス等の春野菜
についての栽培管理上の注意事項や野菜全般にわたる畑の準備、光や温度、土壌水分、PH、輪作時期など
について講義が行われました。
シャコバサボテンと櫓ネギが全員に配布され栽培履歴と増やし方や日常管理に関する説明が事細かくあり
ました。
○秋野菜講習会
日 時 令和元年8月9日(金)
場 所 埼玉県大里農林振興センター研修室
参加者 30人(内、女性5人)
講 師 新井 守
概 要
今年は梅雨が長く、その後は雨が降らなかったため夏野菜の立ち枯れや水不足で枯れる葉物が多くありま
したが、春先に播種した大根、カブ、定植するブロッコリーやキャベツ、ウェハット、レタス等の春野菜は
順調に生育が進んだことから、栽培管理上の注意事項や野菜全般にわたる畑の準備、光や温度、土壌水分、
PH、輪作期間などの栽培環境などについて講義が行われました。
また、野菜や果物は飲むより食べること、ガーデニング記事やたっぷり食べる丸薬(ゴマ)の効用などを
新聞記事から引用して、これからの75歳を超えてからの生活習慣の考え方についての話も伺いました。
「バラの苗」と「ゴマ」が全員に配布され、バラは今後の管理方法、ゴマは食品加工の事例の説明があり
ました。
また、講習会の終了後、「ゴマエモン」「ゴマヒメ」(セサミン含量が2.5倍)、馬鈴薯の「シャドーク
イン」などが提供されました。
○ボランティア事業
○赤い羽根共同募金
令和元年10月1日(火)午前6時から熊谷駅で9人、深谷駅では7人の参加者で募金活動を行いました。
○熊谷スポーツ文化公園花壇の植付けと管理
・春の植付け
日 時 令和元年6月13日(木)午前8時30分から
種 類 コリウス(292株)・ビンカ(438株)
参加者 12人 作業用手袋を参加者に配布
管 理 草取り・水やりを延べ9回実施。
異常気象の影響か当初のビンカが枯れてしまい、7月25日ペンタスに植え替え、またま
た枯れて9月12日大和撫子に3度目の植え替えをしました。
春の植え付けは、トラブル続きになりました。
※6月から10月まで72人の参加者です。
・秋の植付け
日 時 令和元年11月7日(木)午前8時30分から
種 類 パンジー
参加者 14人
管 理 草取り・水やりを、月1回実施中
○彩華園かけ布団カバー交換
場 所 特別養護老人ホーム彩華園
時 間 毎月第2土曜日 午後1時30分から
内 容 2人1組で掛け布団のカバー交換
10月は台風19号の影響で中止となりました。
※ 平成元年11月現在で延べ66人の参加者です。