弘済会の概要と新公益法人への移行

1 埼玉県弘済会の概要

 埼玉県弘済会は、埼玉県の退職者を会員とする公益社団法人です。
 平成26年3月に知事の認定を受け、平成26年4月1日に公益社団法人へ移行しました。
 設立後38年を超え、現在の会員数は、1,900名です。
 会員は、郡市単位の8支部の一つに所属し、下記の活動に参画しています。

【1】 公益目的事業

 (1)地域ボランティア活動
  ・城山地区の森林整備
  ・休耕地での「中津川イモ・エゴマ」づくり
  ・「ホタルの里」の環境美化
  ・特養施設の布団カバーの交換
  ・公園の花壇の管理
  ・ヤマユリ群生地の保全
  ・河川美化
  ・道路清掃活動など
 (2)宅建試験の受託事業

【2】 親睦事業

  ・文化創作展
  ・互助年金
  ・成人病巡回診断、
  ・機関誌の発行
  ・年金相談
  ・慶祝記念品の贈呈
  ・研修旅行
  ・ゴルフ/グランドゴルフ大会
  ・地域巡り
  ・野菜栽培講習
  ・囲碁
  ・手打ちそば
  ・古典芸能鑑賞
  ・音楽鑑賞会など

2 埼玉県弘済会の設立と新公益法人への移行

 埼玉県職員のOB会は、それまでの幹部職員を対象とした「県庁同窓会」に代わり、一般職員も対象とするOB会が、昭和51年早々の大里・熊谷地区を皮切りとして、昭和52年の春にかけて県内8地区で随時設立されました。
 これに併せて「OB会の連合会を作り、在職中の経験と知識を活かし、県政の発展を図るため公益法人化を目指す。」ことが検討され、昭和52年10月に開催されたOB会長会議で「8つのOB会を統合する公益法人の設立」を決定し、昭和52年12月6日に知事の許可を受けて「社団法人埼玉県弘済会」を設立しました。
 平成18年に公益法人制度改革3法が公布され、「新たな公益法人」か「一般法人」のどちらかを選択することが必要となり、平成22年12月に「新公益法人検討委員会」を設置し、弘済会が担う今後の役割等について検討を進め、平成24年5月の総会において「新公益法人への移行」を決議したところです。
 平成25年5月の県公益法人認定等審議会において、「地域ボランティア事業」と「宅建試験事業」が、「より良い社会づくりの推進」及び「高齢者福祉の増進(OBパワーの発揮モデル)」に資する公益目的事業と評価され、平成26年3月20日に知事の認定を受け、平成26年4月1日付けで新公益社団法人へ移行しました。